2018年07月15日

政治意識の気になる傾向

 Quora という質問ー回答サイトがあって、私自身が投稿した回答の一部を Facebook ページでも紹介している。比較的高学歴、専門職の人々が多く参加していることもあって、本来は健全な知的好奇心に根ざした質問や、キャリアップの方法などに関する質問が多いサイトである。
 そこで最近気になる傾向が見えてきた。それは政治システムに関する質問で、下に示す2つの質問に代表されるような「政治家や議会の存在を否定する」タイプの質問が目立つようになったこと、そしてそれが比較的若い人々からの質問であることである。
 『政治家は増税したり、福祉を切り捨てたり、戦争を起こしたりして国民を苦しめます。世界中から政治家がいなくなれば幸福な世界になりますか?』
 『今の日本の政界を一掃し、古い慣習みたいなものやコネを取っ払い、年齢問わず有能な非政治家(経営者や学者、教授や博士、スタートアップの若者など何でもいいのですが)が、会社組織のような形態で政治をし、風通しをよくし、無駄を省いたら、何か変わりますか?』

 またこれらとは異なるが、国会での与野党の議論を「無駄」「茶番」などとする、あるいは普通選挙という選挙制度そのものを否定する、といった内容を含む質問も散見される。
 これは極めて危険な、そして恐ろしい傾向であると考える。ここには「国民主権」への無自覚と「面倒な議会制民主制度」への嫌悪、そして「賢者独裁」への憧れすら見えているからである。
posted by Cheshire Cat at 09:07| Comment(0) | 日本の政治
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